迷光亭冬雀日記

思いつくまま、気の向くまま。行く先もわからぬまま。

向日葵の名前

恥ずかしながら、自分を花に例えると、ヒマワリだと自称している。

太陽そのものではないが、太陽に憧れる存在として自分自身と重ね合わせている。
おりにふれ、ヒマワリ好きであると人には話すし、そもそもアカウントのプロフィール写真もヒマワリだ。
 
当然、あの人も私がヒマワリ好きであると知っている。
だから、去年の夏にあの人と待ち合わせして、30分遅れてあの人が来たとき、遅れてごめんね、と言いながらヒマワリの花束を私に差し出してくれたから、それはもう狂喜乱舞する思いだった!
あの楽しい8月の日から、もう7か月たった。
ふたりきりで会うのは、今のところ、それが最後だ。
 
あのヒマワリも、とっくに枯れてしまった。
辛うじて、そのヒマワリの写真を撮っておいたので、それをせめてもの心のなぐさめとしている。
実体は、既に無く、イメージだけが残った。
ただ、虚しく「名前」のみ。