迷光亭冬雀日記

思いつくまま、気の向くまま。行く先もわからぬまま。

2013-01-01から1年間の記事一覧

もの語る人びと ~一年の締めくくりに~

副題をつけるのなら、「端的に言って人生は無意味だ。しかし、生きてみるだけの価値は有る。シリーズその2」。 年末なので、一年を振り返ってみる機会も、皆さんお有りだろうが、例えばこういうこと。「あなたの今年1年を、5分間でまとめて下さい!」、こう…

本当に面白い、ってなんでしょうね

えっと、最近、ぱっとしません。 とはいえ、グチってみてもやるせないので、人生どうすれば「面白く」できるのかなあ、なんてことをダラダラ考えてみます。 実を言うと、私、「端的に言って、人生とは無意味である」、なんて考えています。でも、あまりショ…

猪八戒主義とその顛末

木皿泉のエッセイからの孫引きとなるが、『西遊記』の猪八戒が沙悟浄に語りかける。以下引用。 あるとき八戒が俺に言ったことがある。「我々が天竺へ行くのはなんのためだ?善業を修して来世に極楽に生まれんがためだろうか?ところでその極楽とはどんなとこ…

灯よ、我とともに歩め

希望、について少し考えてみる。唐突で、すこし気恥かしいが。 希望が真に重みを持って語られる時、それにはその反対の状態、すなわち「絶望」とか「苦境」といった状態が前提になりはしないだろうか?言い換えれば、「希望」の発現には「絶望」を通過する必…

男子、四十(のちょっと手前)。

NHKのドラマ、『第二楽章』の予告を見て、自分の事を考える。今年、39、来年、40。 件のドラマは未視聴なので、ドラマの話はしない。ただ、自分も「アラフォー」なんだなぁ、と思い、ただ、あぁ、と思う。 一昨年から去年にかけて、「やりたいことがあるなら…

呪いのことば、祝いのことば

以前読んだ、内田樹と中沢新一の対談本に、件名のような話が出ていた。区立図書館で借りて読んだ本なので、今手元には無く、具体的に書いてあったこともうろ覚えだが、印象的だったので、こころにひっかかっている。 「ことば」は、それを用いるひとの心掛け…

印刷屋の息子は電子書籍の夢を見るか?

…と、件名はご大層だが、電子書籍や本、書き言葉にかんする、ただの雑記なので、御用とお急ぎでない方は気楽に読んでください。 ①我が一家は、祖父とその兄弟から、それぞれ印刷屋を営んでおりました。本来ならば、私で3代目になるのですが、父の代で、零細…

欠けていることと幸福

私が今、普段はいているジーンズに、一か所、色落ちしていて穴があきそうになっているところがある。意図的にダメージ加工したものでなく、以前道路をナナメ横断して歩道のガードレールを乗り越えようとして転倒、体前面から倒れこみ、膝を路面に打ち付けた…