迷光亭冬雀日記

思いつくまま、気の向くまま。行く先もわからぬまま。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ハートフィールド、またたび……

「夜中の3時に寝静まった台所の冷蔵庫を漁るような人間には、それだけの文章しか書くことはできない。」と、村上春樹は彼の処女作『風の歌を聴け』でそう書いている。 ついさっきまで、夜中の3時過ぎに冷蔵庫を漁って、スライスハムとゆで卵を食べ、それで…

あなた

わたしのマリア わたしのソフィア わたしのドロシー わたしのミューズ そしてわたしのルー・ザロメ そしてわたしの紙谷伸子 汝の名は、女 それは、あなた あなただけ ただひとり

ころんだら

道を歩いてたら 足がもつれて ぶざまにころんだ 「いてて」と顔をあげたら 目の前にタンポポが花咲いてた そんなふうな僕のひぐらし タンポポの黄色、春の日