迷光亭冬雀日記

思いつくまま、気の向くまま。行く先もわからぬまま。

2014-01-01から1年間の記事一覧

すべてがちょっとずつ嬉しい世界

元来、ひとの人生というのは、不幸なのだと思う。 しかし、にもかかわらず、うかつにも、「幸せだなあ」とか、「嬉しいなあ」とか感じてしまう瞬間が、日常のさなかにしばしばいかんともしがたくあるわけで。 それは、ふと見上げた空のブルーやオレンジに、…

私の好きなこと

思いがけず、朝早く起きてしまい、太陽が登るのをただ待っているあいだの、夜明け前の静けさ。 会社帰りの電車の窓から、ただぼんやりと眺めている、夕日のオレンジ。 会社についてから、そそくさとほうばる、おにぎりふたつのおいしさ。 お気に入りの喫茶店…

愚者の代弁者

「愚かさ」は、はたして罪なのだろうか? 印象論にすぎない、とされてしまえば、確かにそうなりえるのだが、それにつけても、昨今の世間様を横目でながめていると、やたらと「さかしら」なひとが目につくように思われる。 いっぱしの、批評家、レビュアー、…

この素晴らしき世界

本日、病院。帰り道、駅のほうへと歩きだすと、これまで気がつかなかったのだが、緑道というか遊歩道があった。「ん?これいくと、駅に出られんじゃね?」と思い、足を向けた。 春の日差しはうららかで、新緑が目にまぶしかった。 ふと、"I see trees of gre…